音楽

稀有なセンス

 

10年前。

宮城県岩沼市に住んでいた頃、親しい友人と青森へ旅行に行くことになりました。

その頃は夏は毎日海に行き、冬は毎週末山で滑っていた頃で、旅行に出かけたのは夏と冬の切り替え時期、確か10月くらいだと記憶しています。

 

お互い好きな音楽CDを車に詰め込み、北へ向かう。初日は青森、恐山の宿坊に泊まる。二日目は日本側、秋田の能代市、三日目は白神山地を経由してまた青森県弘前市に宿泊する、野郎二人のロードトリップ。

青森には、波乗りで何回か行っていたので、割と気軽な感じで出発。海と空の青さが印象に残る旅路。

 

確か、三沢の海岸を見た後だと思う。
友人が「オオハシトリオ、聴いてみる?良いよ。」と言って、CDを入れた。
「トリオ」なので、てっきりジャズかと思っていたが、聞けば、トリオだけど一人だし、日本人だとのこと。

音はすごく落ち着いているけど、メロディーが心に残る。アルバム全体が、一つの映画のサウンドトラックのように、統一感かある。とても良い。

ジャズではなく、トリオでもなかったことによる肩透かし感はあったけれども、それを上回る洗練された音楽。

 

それからは、機会があれば大橋トリオのアルバムをTSUTAYAで借りて聴いています。
擦り切れるほどヘビーローテーションで聴く音楽ではないのですが、私の思い出の多くに彼の楽曲がBGMで流れるくらい、記憶にきっちりと残る類の音です。

私は車を運転している時に聴いていることが、多かったようで、旅の記憶、旅の写真を見る度に彼のメロディーが頭の中を流れます。

 

誰の、どんなシチュエーションにも入り込んで来る馴染みやすい音だけど、しっかりと人の頭の中に痕跡を残すのは、たぶん、すごいことなんだと思います。

 

前にTSUTAYAで借りた時から4年が経った昨日、久々に彼のアルバムを借りて聴いています。

最近は車での長い旅に出かける機会はなかなかありませんが、このアルバムの曲も、今後、必ず私の旅の記憶の中に入り込んでくるはずです。

 

稀有なセンスのミュージシャンを紹介してくれた友人の、その素晴らしいセンスに感謝です。

 

また、二人旅に出れる日を楽しみにしてるよ。

 

 

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